クリスマスローズ

xmasrose.jpg いま流行りのクリスマスローズ。クリスマスローズって、何でそんなに人気があるのかなぁ?枯れてしまってもいつまでも花を落とさない、しぶとい花。でも、こうやって切花にすると長持ちしていいのかな。

ずいぶん日が長くなったな~。

2007.3.22

オレンジ色の花束

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春分を過ぎ、これからは昼が長くなって、いつもなら気持ちが乗ってくるはずなんだけれどなんだか浮かない気分。外はとってもいい天気。忙しかった仕事も落ち着き、気晴らしにいっぱいもらった花束をまとめて何枚か描いてみたり。そのうちの1つ、オレンジ色の花束です。

最中の展覧会はあとまだ3週間とちょっと。そのあと4月の半ばからは、また別の催しに出品したり、やることはいろいろあるんだけれど。

2007.3.22

ペーパーワーク+版 (風の旋律)

モノを描くときに大切なのはそれを取り囲んでいる空間を意識することだが、「ある」ものと「ない」もの、その互いの関係は切りはなすことはできないものだ。特に平面の中で、空間は「地」となり、モノは「図」となる。地と図の関係は普段の生活のいろいろな場面の中で、図(モノ)だけに意識が向かいがちになるが、はたして地と切り離された図にどれだけの価値があるのか・・・。

今回の展示はペーパーワークの作品。和紙の持つあたたかさや、独特の風合いにずっと魅せられ続けている。繊維の絡み方でいかようにも表情を変える紙。支持体の範囲をこえることもできる紙。紙はさまざまなイマジネーションを与えてくれる。

 紙を切り抜き、或いは重ねていくことでうまれる、平面の中の僅かな空間の振動。モノはどこかへ溶けこんでしまったか、或いは幻影か。数の世界で例えるなら無理数や超越数のような、定規で測ることのできない長さ。 地と図の関係のはっきりとしない、どこか遠い時空。・・・そんな不完全さ。それらを自分の手で確かめながら追ってみた。

平面の中で ときの移ろいをテーマに、モノがひかりの中で色を伴って変容する様を提示しようと試みた「時系列」、或いはこの時空の中で 目に映っているモノは本当はどこか遠くから落ちてきた実体のない影だという視点からその源を探ろうとした「Vanishing Point (消失点)」など。こんなことをボワーッと考えながら制作した、ここ5年間のしごとを展示することにした。

2007年3月12日~4月14日まで 

東京顕微鏡院「こころとからだの元気プラザ」にて 

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薔薇

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大好きな色はコーラルレッド。コーラルは珊瑚のことだけれど、それよりもちょっとオレンジが混ざったような、鮮やかな夕日の色。その色の薔薇を、セヌリエのキナクリドンレッドオレンジ(コーラルレッド)を使って描きました。いくら絵具を混ぜても出せない色ってありますが、思った色がちゃんと出せると嬉しいものです。そして、大好きレインボーカラー(?)を背景に散りばめて・・・(う~ん、実際はもうちょっと落ち着いた色なのですがスキャナで撮ったら淡い調子が飛んでしまったな。) 縦長なモチーフを、細長いスケッチブックを使って描いてみました。

ペーパーワークの作品を作っていると、触覚的な感覚のほうが優先してしまうけれど、色を抑えた仕事を続けていると、ふと、色を使いたくなってしまいます。この世に、「色」があってよかったなぁ。

2007.2.5

 

展示のまえ

3月の展示が近づいてきた。今回はもうひとつ展示が重なってしまい、そして搬入の頃は学年末成績つけの真最中。生徒の成績つけながらの制作ではさすがに落ち着かないだろうというわけで、いつもより更に計画を立てて制作中。ほんとうはそんな計画なんて立てないで、もっと行き当たりばったり、無茶苦茶なくらい、神が上から降りてくるようなギリギリのところで仕事をするのが憧れなのだが・・・。ともあれ、ひとつひとつ、念ずるように向かうこと。私の工房(仕事場)では、揮発性の溶剤を使うため暖房もあまりつけられず、冬場はコンクリートの床がしんしんと冷える。例年より暖かい冬なのが救い。今度の展示はペーパーワークをベースに版を重ねたものや、会場は壁面が少ない分スペースが広いので、ペーパーワークの屏風なども作ってみた。スペースをいかしてもっと冒険もしたかったけれど、自分のなかでじっくり発酵させないと出せないし。・・・小胆なのか?

2007.1.24

夕暮れ

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太陽が沈んで、真っ暗になる前の、ほんの少しの時間。太陽の光が地平線から消え、屋根の色、木々の色、いろんな色が色を失って、その代わり家々にあたたかそうな明かりが灯り始める頃。何となく空っぽな気分、寂しくなる時刻でもあります。

手元は暗いし、寒いし、刻々と変わってしまう空の色をなかなか追いきれませんでしたが、この季節のこの時刻をずっと描いてみたいと思っていて、、、やっと描きました。

2007.1.14

 

 

ゴールデンレトリバー

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お隣の家で飼っているゴールデンレトリバーのてっちゃんは、自分のことを人間だと思っているユニークな犬です。これはずっと前にてっちゃんにモデルになってもらって描いた絵です。この頃よりは大分おじいちゃんになってしまいましたが、まだまだ元気。

最近私はフラフラと散歩に出ることが多いのですが、というのも、車に乗るようになって歩く機会が減ったせいかどうも運動不足ぎみ。同じく運動不足の母を連れ出して散歩するのですが、先日は花を戴いたので萎れないようにと急いで歩いていたら、花より母のほうが先に萎れてしまいました。ちょっと急ぎすぎたかな。走ってもついてくる犬を、また飼いたいなあ。以前、 犬を飼うと婚期を逃すよと言われて、お年頃だった私はずっと我慢をしてみたのですが、そんなこととは関係なくお隣のお嬢さんは結婚してしまったし、犬を飼おうが飼うまいが逃すものは逃すし、逃さないものは逃さないということがわかりました。

2007.1.8

 

 

アカカワイノシシ

inosisi.jpg明けましておめでとうございます。早いもので2007年も5日目になってしまいました。

今年は亥の年ということで、まずは猪探し。近隣の動物園に猪がいるかどうか問い合わせ、ズーラシア動物園のアカカワイノシシを見に行ってきました。まだ連れてきて間もなかったらしく、仮設の檻だったのかフェンスが遠くてよく見えず、猪たちと心を通い合わせることが出来なくて、だからちょっと実感遠めなスケッチです。

今朝は酉年にニワトリを描いた公園へフラフラと散歩してきました。久々にあのニワトリ達に会えるかな、と期待していたのに小屋はすっかり空っぽになっていました。不思議に思って聞いてみると、鳥インフルエンザが流行った時に近隣の若いお母さんたちからの苦情(鳥=ウィルス、なんて短絡的思考なんでしょ)で、やむなくニワトリもアヒルも全て処分せざるを得なかったとのこと、管理はちゃんとしていただけに残念だったという話を聞き、やるせない気持ちになりました。モデルになってくれたキュートで人なつこい雌鳥、ナイスガイだけど追いかけたら逃げてしまったシャイな雄鶏、そして鶏冠の立派な目の奥のぎらぎらした近寄りがたいキングにも、もう会えませんでした。

2007.1.5

クリスマス

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クリスマスの季節になりました。街は電飾でキラキラ。ヒカリもの、いろんな色の響きあい、日本のお祭りの七夕とはまた違ったカラフルさで魅了されます。1999年にニューヨークでクリスマスをむかえた時、日本と違うなぁと思ったのは全てお店は閉まってしまうこと。街はしんと静かでした。その日、観ようと思っていたメトロポリタン美術館も休館で、唯一開いていたのは教会だけ。熱心にお祈りをする地元の人々。神聖な空気で満ちていました。

この時期は花屋はポインセチアとシクラメンでいっぱいです。ポインセチアを買ってワインとグラスを並べて描いてみました。

2006.12.8

 

 

あかねちゃん

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1998年に「nozawanaoko gallery」のホームページを作ってもらったのですが、もうそろそろ9年目になります。いまでは、自分でなんとかページをいじれるようになりました。

ホームページを作ってくださった飯島さんのお嬢さんが生まれたとき、絵を描いたのがきっかけで、今まで外に出したことの無かった水彩画もホームページに載せるようになりました。あかねちゃん1歳の時の絵と比べてどうでしょう、この成長ぶり。

私の作品もあかねちゃんのように成長したいものであります。。。

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2006.12.4

雑記帳 golden-nozawa.com