
夏の昼下がり、外は炎天下。みんな家で昼寝の後、お茶をしながらのんびりとした時間を過ごします。スペインで言うシエスタ。
モチーフは、ずっと以前に旅行したイランから持って帰ってきた「サマーヴァル」という、チャイ(紅茶)を入れる道具とティーカップ。手前にある鼎のような物は、自分で鉄を叩いて作ったもので、上に乗せているのは去年イタリアのヴォルテーラで買った石の置物。薄布や台は東南アジアもの。いろんな物を寄せ集めてみましたが、テーマは「異国の昼下がり」です。
焼けつくように暑いけれど乾燥した空気、ちょっと日陰に入ると感じる爽やかな風、のんびりとしたひと時を思い出しながら・・・。描いている時は蒸し暑かったけれど、でもどこか異国にいる気分でした。
2007.7.28



山のような仕事、成績付けの真最中。成績つけの数字とにらめっこをしていると、無性に絵が描きたくなります。数字はやっぱり苦手だなぁ。目に見える数字って一番確かなもののようだけど、じつは抽象的で魔物のようじゃありませんか。