タイの器

 

昨日のまプラーザの教室は場所を変更して、生徒さんのお宅にて行いました。ひろーいお庭、たくさんの魅力いっぱいの器、目移りしてしまうほど、描きたいものばかり。私が描いたのは、お家の中庭のテーブルに並べてあったタイの器です。ガラス張りの天井から差し込む光はなんとも奇麗。普段は窓から差し込む光で描いているので新鮮でもありました。

特に水彩画はどんな光で描くかで大分左右されます。部屋の壁の色も影響してきます。私の家の仕事場は、床の色はオーク系、周りに家が立て込んでいてあまり奇麗な光は入ってきません。たまプラーザのstudionaoは、大きな窓に白い壁に白っぽい床、家で描いている時よりも画面は自ずと明るくなります。(目の悪い私には光量が多すぎてちょっとキツイのだけど・・・)。ライティングして描くのもいいけれど、はっとするような光に出合った時には敵いません。

2010.10.20

からすうり

 

毎年作っている卓上カレンダー、来年のもそろそろ作ろうとしたところ、今年描いた絵の数が極端に少ないことに気付きました。描いた絵のほとんどは、たまプラーザのスタジオでちょこちょこっと描いたもの。これもそうです。版画をつくったり、展覧会の準備で雑用が多かったというのもありますが、これじゃあだめだなぁ。

机の上には、描きたくて集めたモチーフを 並べたまんまでほったらかし。

もっと早起き、もっと夜更かしして絵を描かなくちゃ。睡眠時間が長すぎるのかもしれません。

2010.10.5

展示

 

今月、10月2日から31日まで秋田のギャラリーTURMにてNOZAWANAOKO paper.print & watercolor worksを開催中。

初めての秋田、もう寒いのかとセーターなど用意していったけれど とてもよい天気で暑いくらい。整然とした、いい街。

1日に展示をしに秋田へ向かい、2日はオープニング・ギャラリートーク。TURMは主に版画を扱う画廊なのだが、いろいろ見ていただこうということで水彩画もペーパーワークも今回は展示をすることになった。

それにしても、自作について語るのは大学で講師の時に講義の中にあったけれど、ギャラリートークというのは私にとって初めてのことで、初めてお会いする方々を前にただひとり話をするというのはとてもとても緊張した。

中学1年生になったばかりのころ、朝礼委員会というのに入る羽目になり、しかも運の悪い私は整列係という籤を引いてしまって、全校生徒を前に朝礼台の上に立って整列させるという、今でも思い出したくない経験がある。ドキドキして「前に2歩、下がってください」と訳のわからない指示を出し「どうすればいいのぉ」とあちこちから声が飛んできて・・・。上級生に朝礼台の下からいろいろ助けてもらいながら何とかその場をしのいだけれど、授業中ですら挙手をして発表するなんてとんでもないと思っていた私にとっては考えられない出来事だった。

とにかく、今回 たどたどしい話にもかかわらず、頷きながら、熱心に耳を傾けてくださった皆様に感謝。
眠ってしまうどころか質問までしてくださって、ホントに有難かった。

2010.10.4

9月のヴェルジェでの個展は無事終了いたしました。
たくさんの方にご高覧いただくことができました。ありがとうございました。