過ぎし日

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 随分、日がのびました。2月は寒くて暗くてさびしい印象なのですが、実際はそんなに暗くはないのですね。

ずっと描いてみたいと思いつつなかなか手が出なかった繊維だけを残したほおずきのカラと、夏にタイで買ってきた器や、今はもう枯れてしまった不思議な木の実などをモチーフに選んでみました。この季節の空気感を背景の色に託して。

青葉台東急で水彩画の講座を持つようになってそろそろ4年目です。来月3月3日(月)から15日(土)午前中まで、田園都市線 青葉台駅前の東急スクエアsouth-1 別館5F セミナールームのロビーにて、受講生の皆さんと私の作品を初めて展示することになりました。お近くにお越しの際は是非お立寄り下さい。

2008.2.17

知覚する色

先日購入した外国メーカーの緑色の水彩絵の具。どんな感じかな?早速いつものようにふたを開けると、予想もしなかった色が目に飛び込んできた。分離したアラビアゴムか、はじめの色だけすこし変色したか、そう思ってチューブを少し押してみると、補色のオレンジ色がにゅるり。

自分の目が怪しいのか、いや、知覚する色は目と脳の相関関係によるから、同じ色を見ていても人によってどう見えているかはわからない。もしかしたらこの緑はこういう色なのかもしれない。不思議な波長を持つ色で、人によっては緑に見えているのかもしれない。しかしラベルの色とはあきらかに違う・・。

これが緑というものだ、と信じようとする気持ちが次々と沸いてくる。何を信じようとしているんだろう。画材屋さんに聞いてみたら、ラベルの貼り間違いだろうとのことで、取り替えてくれると言ってくれた。ああ、やっぱりこれはオレンジだったんだ。そういえば、以前絵の具工場を見学した時、何色か同時に作るときはラベルを間違えないように補色同士を作ると聞いたことがあったけれど、こんなこともあるのだな。

2008.2.15

blue night

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50x20cmの横長のスケッチブック、風景をパノラマで描いたらいいだろうと思って買いました。買ったらすぐに試したくなり、ごそごそ夜中にガラスの小物を並べてみました。紙によって、滲み方などかなり異なりますが、これは染み込みがよすぎて一度のせた絵の具は抜くことが容易ではなく、てこずりました。

2008.2.6