研修

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今年の美術工芸科研修は去年と同様、長野の装飾学校へ。去年はいくつかの選択肢の中から鍛造を選んだが、今年もやはり同じ物を選んだ。どうやら、火の前に立って金槌を振り下ろす快感に魅せられてしまった。今回教えてくださったのは、スレンダーで美人な、若い女性の先生。プラズマカッターでそこらじゅうに火花が散るのをものともせずに、そしてコ-クスで高温になった炉に皮手袋をした手をつっこみながら、しなやかに金槌を振り下ろす姿に思わずみとれてしまった。炉の中、熱くないのだろうか?こっそりまねをしてやってみたら焦げ臭、やっぱり熱かった。袖がちょっと焦げた。 

夕飯のあとは、毎度のお酒?会。ちゃんと学習した私は今回は程々に控え、おかげで清々しい朝を迎え、八ヶ岳を眺めながらきちんと朝食も取って、しっかりとした足取りで早々と工房へ。昨日の続きを仕上げ、こんな蝋燭台ができた。錆止めに自然な色合いの蜜蝋を塗って完成。先生の手を借りながら、まだまだ覚束無いけれど、やっただけのことがカタチになってあらわれる。手仕事の面白さ、生徒たちにも伝えたいと思った。

2007.8.11

「研修」への7件のフィードバック

  1. 楽しかったですね~!
    本当に、作るって素敵なこと、とあらためて感じました。
    赤い蝋燭もぴったりでしたね。
    それにしても呑み会は…ちょっと残念、飲み足りなかった!

  2. カトちゃんは結構飲んでたみたいですが、でも足りなかったのですね。
    まあ、お互い健全な朝を迎えられたくらいですから。
    蝋燭だけじゃなくて、お香なんかも置けますね。
    使う楽しみもあるのがウレシイね!

  3. 素敵なモノが出来、何よりでした! 私はケダモノなのと体力の関係で鍛金は苦手。…そしてちょっと鬼門!エへッ

  4. そうか、「火」が苦手なのでしたね。
    焼き物も「火」を使うけれどそこで作業するわけではないしね。

  5. 鉄は熱いうちに打て、の結果出来た作品、実用性もあるしなんといっても手作りだから、目も含めての感触のよさはすばらしいものがあります。おっしゃるとり“制作する感覚”をなんとか伝えたいものです。
    実際に職場に設備できないかと密かに思っていますが、なかなか難しそうです。

  6. 先日はいろいろありがとうございました!!
    確かにこういったものは設備を整えるの大変ですね。
    ガラスの授業で使っているバーナーなど今ある機材やスペースも上手く利用できたらいいのですが。
    実際の授業にどう取り入れるか、ですね。

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