3月の展示が近づいてきた。今回はもうひとつ展示が重なってしまい、そして搬入の頃は学年末成績つけの真最中。生徒の成績つけながらの制作ではさすがに落ち着かないだろうというわけで、いつもより更に計画を立てて制作中。ほんとうはそんな計画なんて立てないで、もっと行き当たりばったり、無茶苦茶なくらい、神が上から降りてくるようなギリギリのところで仕事をするのが憧れなのだが・・・。ともあれ、ひとつひとつ、念ずるように向かうこと。私の工房(仕事場)では、揮発性の溶剤を使うため暖房もあまりつけられず、冬場はコンクリートの床がしんしんと冷える。例年より暖かい冬なのが救い。今度の展示はペーパーワークをベースに版を重ねたものや、会場は壁面が少ない分スペースが広いので、ペーパーワークの屏風なども作ってみた。スペースをいかしてもっと冒険もしたかったけれど、自分のなかでじっくり発酵させないと出せないし。・・・小胆なのか?
2007.1.24
さて、このランプに入れるオイルは、テロ警戒の中持ってこられるか危うかったので、帰ってから探すことに。そしたら「レインボ-オイル」なるものを発見。全12色のランプオイル。
槌を振り下ろしていると、酔いも覚めてくる。なんだか不思議。二日酔いになりながら初めての鉄で作ったのは恥ずかしながらこんなもの。時間が余ったのでお皿に足をつけたら鼎のようなものになったけれど、満足、満足。蜜蝋を塗って仕上げ。錆止めには絹を使うという伝統的な方法もあるらしい。あたためた鉄にシルクの布を使って拭くと、繊維が燃えて蛋白質が作用し黒く色がつく。昔の人はよく考えたものだな。そうだ、塗るといえば漆塗りをしたとき。「乾かす」といえば湿気を与えないことをイメ-ジするけれど、漆はじゅうぶんに湿気を与えないと乾かない。風土と密着しているんだなあ。
攪拌
トロロアオイと混ぜる
漉く
好きな作家は俵屋宗達。小学校のとき教科書だったか何かで、風神雷神図屏風を見て妙な形体になんだかゾワゾワしたのを覚えている。その後、当時日本には存在しなかった象を想像で描いた絵があると聞き、それが宗達が描いたのだと知ったときどんなものか見たくて仕方がなかった。