展覧会のお知らせ
今回は水彩画、版画、そのほか和紙に版画と水彩を使って糸や金属などの素材をコラージュしたものや、
未発表の水彩テンペラなど過去の作品も含め、約30点ほど。
下は「ジャカランダ」の葉をそのままスタンピングし、エッチングで刷ったものなどをコラージュ、水彩で手彩した。
2012.5.26~6.3、なるせ美術座にて⇒詳しくはこちら

版画芸術No155 展覧会プレビューに掲載
展覧会のお知らせ
今回は水彩画、版画、そのほか和紙に版画と水彩を使って糸や金属などの素材をコラージュしたものや、
未発表の水彩テンペラなど過去の作品も含め、約30点ほど。
下は「ジャカランダ」の葉をそのままスタンピングし、エッチングで刷ったものなどをコラージュ、水彩で手彩した。
2012.5.26~6.3、なるせ美術座にて⇒詳しくはこちら

版画芸術No155 展覧会プレビューに掲載
今年も残りあとわずか。
昨夜は皆既月食、首が痛くなるくらい久々に空をじっと見上げた。
徐々にほんのりと赤くなりながら隠れていく月。
いいことも悪いことも、こんなにいろいろなことが凝縮された年は今まであっただろうか。
私にとって大きな転機となった年でもあるが、それでも日々に忙殺され、なんとなく過ごしてしまった感じもする。
いったい何をどのように過ごしていったらよいのだろう・・・?
先ごろは親戚が文化勲章をいただいたという朗報が舞い込んだ。
コバルトブルーに魅せられて好きなことをやらせてもらえた結果なのだそうだ。
コバルトブルー、私も大好きな色だ。
諦めず、迷わず、好きなことをただひたすら続けていくこと、
私は賞なんてものとは無縁のところにいるけれど、結果が得られようが得られまいがそれでもいいんだよな・・。
展覧会をするといつも遠方から来てくれた一番元気だった伯母が緊急入院し、その見舞いの帰り道。
人の命はいつどうなるか分からないもんだなと、精いっぱいのことをしなくちゃと、 暗い夜道、車を運転しながら、
きらきら光る透明なコバルトブルーの電飾を横目に、宙に浮いたような、複雑な、妙な気持になった。
人々のいろいろな思惑とは無関係に、遠い空で繰り広げられている天体ショー。
不思議な月を眺めながら、ちょうど地球の反対側から飛行機に乗り込む頃であろう夫を想像した・・・なんちゃって。
2011.12.11

「芸術がこういった時代に何が出来るのか、まさに問われていると思います。」
美術座のオーナーさんの言葉にも刺激を受け、展覧会を予定通り開くことにした。
4月に予定していた私事の別の催しは自粛することにしたのだが、
こんなときに自分ができること、また、すべきことは何なのか。
何があっても、どんなときにも、今までやってきたことを信じて続けていくこと。
変化する必然の中にあって変わらないナニカ、を探し続けること。
2011.5.14(土)から5.22(日)、なるせ美術座(町田市)にて野澤奈穂子展。
今月、10月2日から31日まで秋田のギャラリーTURMにてNOZAWANAOKO paper.print & watercolor worksを開催中。
初めての秋田、もう寒いのかとセーターなど用意していったけれど とてもよい天気で暑いくらい。整然とした、いい街。
1日に展示をしに秋田へ向かい、2日はオープニング・ギャラリートーク。TURMは主に版画を扱う画廊なのだが、いろいろ見ていただこうということで水彩画もペーパーワークも今回は展示をすることになった。
それにしても、自作について語るのは大学で講師の時に講義の中にあったけれど、ギャラリートークというのは私にとって初めてのことで、初めてお会いする方々を前にただひとり話をするというのはとてもとても緊張した。
中学1年生になったばかりのころ、朝礼委員会というのに入る羽目になり、しかも運の悪い私は整列係という籤を引いてしまって、全校生徒を前に朝礼台の上に立って整列させるという、今でも思い出したくない経験がある。ドキドキして「前に2歩、下がってください」と訳のわからない指示を出し「どうすればいいのぉ」とあちこちから声が飛んできて・・・。上級生に朝礼台の下からいろいろ助けてもらいながら何とかその場をしのいだけれど、授業中ですら挙手をして発表するなんてとんでもないと思っていた私にとっては考えられない出来事だった。
とにかく、今回 たどたどしい話にもかかわらず、頷きながら、熱心に耳を傾けてくださった皆様に感謝。
眠ってしまうどころか質問までしてくださって、ホントに有難かった。
2010.10.4
9月のヴェルジェでの個展は無事終了いたしました。
たくさんの方にご高覧いただくことができました。ありがとうございました。

上は今回ギャルリーヴェルジェで展示中の作品のひとつ。自分で漉いた和紙にエッチング、糸で縫ったり描画を加えた作品。会場の壁の長さをはかってピッタリに作ったのだけど、展示してみて初めて全体を見ることができた。離れて全体を見て初めて気がつくことも多々ある・・・。
「とき」をテーマにした「時系列」というタイトルの作品を数年前から作っているけれど、これもそうだ。
ときと共に移ろうもの。
音楽のように流れるような、そして自然のリズム。
しかし、「とき」がながれていても、絵画だからこそ、そこにじっと佇み、構築していける。
今回はこの作品のほか、水彩や他いろいろな素材を使った作品も展示してみた。
描いているうちにゆらゆらと形を変え向きを変えるチューリップ、その変化するさまを描きとめてみようと、いずれ変色していくであろう銀箔も使い、時間と共に色が変化していく楽しさも込めてみた。
2010.9.11
駅からは近いのですが、通りからちょっと入った奥まった場所です。
日曜、月曜、祭日は休み。
時間は午後1時から6時です(最終日3時)。
9月7日から個展なのだが、実はこの展示、4年ほど前に決まったものだった。
4年前に決まっていたのだから、その間コツコツとつくっていれば間近になってギュウギュウのスケジュールで制作しなくても済んだのだが、頭の中のいろんなものが煮詰まるまで取りかからずにいた。
では今回きちんと煮詰まったかといえば怪しいけれど、しかし、いつも描いている水彩とこれまでずっと取り組んできた版とを融合したところで、今回の展示あたりでカタチにしてみたいと思っていたので、この先の展望のようなものは少しは見えてきたかな、という気はしている。
自然の移り変わりのうちに感じる目に見えない時の流れ。
月の満ち欠け、潮の満ち干、そして植物は まさに自然の時計である。
時のうつろい、生きものや自然の成りゆくさまを遠くはなれて眺めてみれば、
そこにはいろいろな色が絡み合い不思議なリズムをもって流れている。
自らの中に刻み込まれた風景は、時を経て 何か芯のようなものになって残る。
遠い記憶、移ろう色彩を、版という媒体を使って、
その感触や偶然性を楽しみながら和紙の上にスケッチしてみた。
テーマはいつも通り、上記のような感じ。
モチーフは観葉植物の葉っぱの形や色を展開していった。
子供のころにもよく描いていたのは近くにある樹の生い茂った風景だ。取り留めもなく絡まった蔦、モクモクと風に踊るお化けのような木、樹木の枝にはリズムがあり、ぽっかりと空いた林間の空き地には大きく空が広がっている。時々聞こえてくるフクロウの声も。そこに佇んでいると、自分もその中に溶け込んでいくような感覚を覚えた。そんな場所が大好きで、いろんな想像も広げられた。
子供のころの、いまだに大事にしているそんな記憶も重ね合わせて。 版(エッチング)・水彩・そして自分で漉いた和紙のコラージュや、箔や黒鉛、糸なども使ったミクストメディアのドローイング。
2010.9.7から25まで ギャルリーヴェルジェ(相模原市)にて。⇒詳しくはこちら
共通認識のあるものには名称がある。
例えば「りんご」といえば普通赤くて丸い甘酸っぱい果物を想像することができる。
赤くて丸くて(ちょっぴり五角形をなしたもの)、を見ると「りんご」という名称が浮かび、皆安心して受け入れるだろう。
しかし、その林檎を輪切りにして、地と図の色を逆にしたとする。
一瞬何を描いたのかわからなくなったとき、「りんご」という名称も失ってしまう。
りんごを描いたにもかかわらず、名称を失ったために我々の共通認識を離れ、その社会のものとはなりえない処へ行ってしまう。
その社会に対して挑戦的なものとなって、要するに「理解しがたいもの」となってしまうのだ。
そう考えたとき、「わかる」というのはどの程度の必然性があるのだろう?「わかったつもり」、だけなのかもしれないのに。
共通のコトバの外にあるものは、とても曖昧で、「確か」なことではないけれど、 不確かな中にもそこには実はリアルなものが潜んでいる。
だって、イラストのように形象をかたどった「りんご」よりも、輪切りにしたほうがその中に隠れているものが顕わになるわけだし、輪切りにすることで見えなくなってしまった皮の赤い色は背景に表現されているでしょ?
2010.7.26
この暑いさなか、警察署へ出頭。
免許の更新。ユウリョウの更新ですかと受付で訊かれ、無料の更新てのもあるのかと思った5年前。
一瞬考え間をおいて「幾ら幾らのです」と答えたから恥かかなくて済んだけれど、もちろん有料じゃなくて優良のこと。
今回はそんな勘違いもなく手続きができた。
それにしても、
今度の免許は個人情報保護とやらで、本籍地を載せないらしいのだけど、世の中そんなに物騒なのか。。。
それなのに 展覧会のときは、そこに必死になって作った絵があるのに、
どこの大学を卒業しただとか、どんな賞をとっただとか、どこで給料もらっているかとか、載せなくちゃならないの?
そういうことをウリにできるように今まで積み重ねてきていないから、何だか この暑さで吠えたくもなる。
2010.7.24
オフィスイイダ(銀座1丁目奥野ビル)で、ただいま扇子展を開催中です。
出来上がった扇子はまだ実際に見ていないのですがIIDAさんのサイトで画像を発見し、ちょっと拝借いたしました。
こんな感じです、私の作った扇子は。
実際を見ないとわからないと思いますが、銀色のキラキラしたものをインクの上にふりかけています。
26作家の作品はこちら→OFFICE IIDA でご覧いただけます。
この展示、なかなか好評のようで、先日はテレビでも取材があり放送されたそうです。一枚の紙から扇子に仕立てあがると、また違った雰囲気を醸し出すようです。こんなところに目を付けたIIDAさん、さすがです。
6月12日までですが、どうぞご高覧下さい。最終日、私も会場へ行く予定です。
5月31日~6月12日は、OFFICE IIDAで展覧会。
OFFICE IIDAといえば、昨年「水彩画HANDBOOK」の出版を記念して水彩展をした、銀座1丁目の あのレトロな奥野ビル。
今回は、26人の作家による新作オリジナル扇子の展示。
3月末に扇子にするための紙を受け取りに行った時には、既に数人の作家さんの作品が持ち込まれていていろいろ見せていただいた。
額装されるいつもの四角い作品とは違って、扇形の画面。金銀箔を貼り込んだらちょっと使う場所限られちゃうかもね、などと使う場面を想像したり。
油性向きの紙というこたとだったので、私は銅版画でやってみた。慣れない初めての紙に少々手こずりはしたけれど、さてさてどんな扇子に仕立てられたか・・・。
私自身まだ出来上がりを見ていないのだけど、ちゃんと使える扇子になったかな。
是非、お出かけください