11月もすでに半ば。気まぐれ更新とはいえ、2か月半もほったらかしになってしまいました。
うかうかしていると今年も終わってしまいます。
そろそろ年賀状も準備しなければ・・・。来年は酉年、水彩で年賀状を描くようになってから丁度ひとまわりです。
こんな風に水彩画を描くようになって12年以上経ったということになりますか。
歳をとったのは確かだけど、ちょっとは成長したかしら。
学校は夏休みでも、8月前半は慌ただしく過ぎて行きました。
出かける用事のないときにじっくり制作しようと思うのですが、いざまとまった時間ができてもすんなりとイメージがわいてこないのは困ったものです。
机に向っていても浮かんでこないからオーディオいじり。やはり夏休み中のオーディオマニアの従兄からいろいろレクチャー受けたり、一人では行けないようなオーディオ店に連れて行ってもらったりして聴き比べ。何百万もする手の出ないようなスピーカーから流れる音を聴いてしまうと欲しくなってしまうのは困ったものです。
でも、ケーブルを変えたりスタンドを増設したりして、家のオーディオの音も随分変化してきました。
コードをつなげるのに30キロ近くあるアンプをひっくり返してしまい、腕に擦り傷青あざ作りながら格闘しています。
そうして音を楽しみながら、本読みながら、やっと少し作品のイメージもわいてきました。ああ、でも休みが終わっちゃう・・・。
とうとう7月に突入。今日は一段と蒸し暑く、汗もじわじわ。この先どれだけ暑くなるんだろう。
毎年この時期に油絵科の2年生を対象に水彩ゼミがあるのですが、今日はその日でした。
美大といっても水彩を学ぶ機会は殆どなく、版画を専攻していた私も学生の頃は水彩を教わったことはありませんでした。
水彩といえばもっぱらガッシュを使ってプラスしていく描き方で、このような水彩を描くようになったのは卒業して暫くのち、カルチャーセンターの話を引き受けたのがきっかけです。
そこから試行錯誤、重たく濃厚な油彩とは違い、繊細な質感が自分の体質に合っていたのかもしれません。
勤めている学校の研修会で、絵の具の会社を見学する機会があり、そこで絵の具の性質を学べたのはとても役立ちました。
これは、15号のパネルに用意された花束を40分くらいで描いたものです。
描き方はいろいろあると思うけれど、紙や水と楽しく遊べるようになると、おのずと水彩の奥深さに引き込まれていくと思います。
6月もそろそろ終わり、もうすぐ1年の半分が過ぎようとしています。
クレマチスと京かのこを合わせて描いてみました。
今月は横浜美術館で「デッサンから水彩画へ」 という初心者向けワークショップがありました。
天気にも恵まれ、お昼休みはあたりをのんびり歩いて、気持がよかったです。
第2弾は9~10月、ステップアップ講座を2~3月に予定しています。
あざみ野のNAOの会水彩画展に引き続き、個展も先週、無事に終了いたしました。
ご高覧いただき、皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。どうも有り難うございました.。
とにかく慌ただしく時間の過ぎる中、天気にも振り回されて(腐食ができず)思ったように制作も進まず、難しかったです。
***「忙しい」という言葉は心を亡くすこと。***
そうならないようにひとつひとつを大切に感受できる余裕を取り戻したいなあと思っています。
流れに任せる柔軟さも時には必要だけれど、今はもっと自分の足元をしっかりと踏み慣らしながら、次に進めていきたいものです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
5月14日~22日まで、毎年恒例のなるせ美術座で個展を開催します。
今回は、教室で描いているような水彩は少なめですが、版を使った作品の他、水彩ドローイングも含めて30点ほどの展示です。
以前発表したことのある、和紙の「時のスケッチ」という作品も、改めてゆったりとしたこのスペースで展示することにしました。
是非ご高覧下さい。詳しくはこちら
第3回NAOの会水彩画展を18日~24日まであざみ野フォーラムで開催します。
約100名、400点ほどの作品が並びます。
今回も滝さんが会場風景の動画をとってくださいました。
個展まであと1か月半。
春休み、この機会を逃してはならぬと版画制作にいそしんでいる。
版画の、構想を練る時によく音楽を聴く。
大学の助手になって初めてボーナスをもらった時、ちょっと高価なオーディオを買った。店に何週間か通いつめ、スピーカーやアンプをあれこれ繋いで音を試し、気に入った音の組み合わせを探し楽しんだ。このお気に入りのオーディオを実家においてきたこともあり、また新たに音探しをしたくなり、暫くおさまっていたオーディオ熱がまた復活してしまった。今はマンションだし、限られたスペースなのでコンパクトなものでないと置けないが、気になるものがあったので購入し、スピーカーケーブルを銅線や銀線に変えたりバイアンプで繋いだりして聞き比べ。
そこへ、従兄がベーゼンドルファーとスタンウェイの聞き比べCDを送ってくれたり、夫はベートーベンの交響曲全集のCDなど買って帰るものだから、さらに熱が入ってしまう。
私は音や数字に「色」を感じるのだけれど、そもそも、音も色も波動であって、周波数で音の高低や色が決まる。これが空気を伝って音を、光を通じて色を知覚する。そう考えるとすべては繋がっているので不思議なことでもない。白い壁や紙を眺めていると、旋律は線となり、和音は色の重なりとなって、リズムを持って動き出すのを感じる。・・・。色即是空、空即是色。