
これは、テヘランの街を抜けて2時間くらい、ものすごく急な坂、ヘアピンカーブをぐんぐん登って行った所。ここから更に4時間ほど車を走らせると、カスピ海です。まあ、何とも美しい川で、透き通るようなエメラルドグリーン、数秒も足を浸けていられないくらいの冷たさ。行ったのは8月でしたが、イランは仏教徒だろうが観光客だろうが、女性はみんな頭にスカーフ、チャドル(マント)着用が決まりで、暑いったら!しかし汗をかいた瞬間から蒸発していくほど空気は乾燥しているので、色の見え方も全く違うし、光と影のコントラストも激しいし、人々の顔の彫りがまた深いから、ふと鏡を見たときは自分がツルンとした火星人のようでありました。
2008.1.7
風景を描きだしたら、いろいろ描きたくなってしまいました。今までに行った場所、記憶に残った景色。



今年もあと僅か、仕事場の掃除。描きたまってしまった絵も、ちょっとは整理をしないと・・・。失敗作の捨てきれずに置いてあったものを、思い切って処分。でも、部分的に使えそうなものはコラージュにできるし、切り取っておくことに。
冬はもっと寒かったよな、、、だって、庭でザクザク踏んでいた霜柱が立ちませんし、水道管が凍って(家が古いので)、朝のうちは暫く水が出ないなんてこともこのところありません。季節感もなんだか知らず知らずのうちずれていきそうです。温暖化のせいでしょうね。
私が作品を作ったり絵を描いていると、ひょいと母が覗き込んで批評をします。小さかった頃はよく母の真似っこをしながら、一緒に林檎や、窓から見える風景を写生していました。今では専ら評論家。これがまた図星なことを言うのでときどき腹が立ちます。たまに母も自分でも描いてみたくなるのか道具を広げて描き出すのですが、途中で筆を入れてみろと私に指示。で、筆を入れると、「そこはもっとこんなふうに」、とか、「そうそう!それでいい」とか。・・・何なんだぁ~?
